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ビッグ3という名前が付くトレーニングメニューの中に、

ベンチプレスという種目があります。

(ビッグ3とは、ベンチプレス・スクワット・デッドリフトという種目の総称)

目的は様々ですが、主に大胸筋や上腕の筋群を鍛える事がメインになります。

男性なら胸周りを厚く見せたいという理由でされるのではないでしょうか。

 

ただこのベンチプレスの方法によっては、

結果的に腰椎の椎間板ヘルニアを引き起こす可能性が考えられます。

 

これは重力を受ける位置や腕の動かす方向

そして大胸筋の鍛え方や、トレーニング開始前に起こっている身体の癖が関係します。

 

1.重力が引き起こす肋骨への負荷

通常ベンチプレスは、上向きで寝た状態で行います。

この状況は重力を身体の前面で受ける事になっています。

 

その結果、大胸筋だけでなく肋骨前面にもかなりの圧が掛かる事になります。

この負荷を繰り返し受け続ける事で、肋骨が後ろの方へズレを起こします。

また背筋量が元々乏しい場合、このズレ方は通常よりとても大きく出てしまいます。

 

2.腕の動かす方向

ベンチプレスをする時の手の動きは、身体の前面(前方)になります、これは大胸筋を収縮する動きです。

肩こりの原因にも多いこの手の動きは、本来理想の手の動かす方向ではありません。

1度、その場で両手を前に突き出して行って見て下さい。

するとどうでしょうか?

自然と身体が丸々はずです。

これが最後の3番に続きます。

 

3.腰椎の屈曲

上でお話をした結果として、腰椎の屈曲というのが顕著に起こります。

屈曲とは文字のごとく曲がる事。いわゆるカーブが少ない状態。

腰椎とは私たちの背骨を作る上で、腰に当たる部分です。

通常この場所は屈曲ではなく、伸展(カーブが作られた状態)をしています。

さらに、腰椎の屈曲はどういう事かと言うと、腰や背面を安定させる背筋群が機能しにくい状態を作ります。

 

椎間板というゼリー状の物が腰にはあり、

腰椎という骨で板挟みの状態になっています。

これはいろんな衝撃に耐えられる様に、ショックを吸収出来る役割があります。

自転車のサスペンションのような働きです。

 

これが機能しないと髄核という丸い物体が椎間板から飛び出るか、

髄核液という液が飛び出します。

これが腰椎椎間板ヘルニアと呼びます。

 

そしてこの飛び出るほとんどのケースが、

実は先程説明した腰椎の屈曲(カーブが少なくなった状態)で起きるのです。

 

 

この事からベンチプレスが腰椎の椎間板ヘルニアを引き起こしてしまう事がイメージ出来たのではないでしょうか。

 

もしトレーニングする際に気をつけるとしたら、身体の前面と同じトレーニング量かそれ以上の

背面のトレーニングを出来ると良いでしょう。