3つに分けてお話しして行きます。
①足首・股関節の固さ(柔軟性)を見る
シンスプリントで痛みが誘発される場所は
脛の骨の内側に沿って出てきます。
ふくらはぎにはいくつかの筋肉がありますが、
これらのどれかがトラブル(固くなったり、伸ばされすぎたり)を起こすと
動きの中で過剰にその場所にストレスが掛かり、
シンスプリントとして痛みを引き起こします。
どういった痛みも動きの中で起こりますが、
関節の固さもその1つの原因です。
チェック方法としては簡単に2つ。
1.その場でしゃがみ込む動きが、後ろに倒れずに出来るか
2.上向きの状態で寝て、片足を抱え込み股関節に詰まる感覚が無いこと
※太ももがこの時に胸にくっつけばOK
まずは自分の固さを確認してみましょう。
②扁平足
最近の中学~高校生でも頻繁に見受けられる扁平足。
これにより、安定した体重移動が出来なくなり、
膝の内側のラインに過度なストレスがかかります。
このストレスがシンスプリントを引き起こす1つの原因とお伝えしました。
自分の足を見て、内側のアーチが低下していないかチェックしましょう。
また立った状態でも足を見て、体重がかかった所でどう変化しているかも確認してみます。
見かけ上扁平足ではない人でも、歩く・走るという動きの中で
一時的に扁平足になっている場合もあります。
これは専門家のチェックが必要なので、1度見てもらう事をオススメしています。
③最後に靴のすり減り方を見よう!
靴のすり減るポイントで見る場所は、簡単に1つ。
踵ではなく靴の小指の横に当たる部分。
ここが膨らんでいたり、破けそうになっていれば、
1度過剰に体重が外に掛かっている証拠。
要は「あおり」が大きいという事です。
外へ軌道がズレると、その軌道は内へ戻されます。
そうすると結果的に内側のストレスが大きくなり、
ふくらはぎ~膝の内側の筋肉へ負荷がかかります。
1度確認してみて下さいね!
以上、ここまでが簡単に自分で確認出来る3つのポイントです。
この項目が当てはまる程シンスプリントの可能性が高く、
既に痛みを発症している人も多いのではないでしょうか。
シンスプリントは重症化すれば骨にまで影響が出てしまいます。
そうなる前に早めに対策を練りましょう。
次回はシンスプリントが悪化したケースをお話しします。